多層化する観光業でのホテルと旅館　石田宜久　テーマ・業界別セミナー

多層化する観光業でのホテルと旅館

非日常の提供とホスピタリティによる経営改善

観光業全体の多層化と、様々な変化が現代の観光業では起きています。現時点であげられ
る観光地環境の見解、＜非日常の提供＞＜ホスピタリティの提供＞の２点についてお話い
たします。単体で事業を進めるのか、それとも地域単位で地域戦略として進めるのかを分
析し、サービスと提供商品の差別化と今後の方向性をポイントをお話いたします。

ホテル・旅館・観光協会・商工会会議所・旅行会社
観光集客に課題を持ち、ホテル・旅館の強みを有効に利用したい方、企業、組織、など。

非日常の提供

日常生活における、人間関係や職場環境からのストレ
スが社会問題になっています。また個々人の立ち位置
尊重の為に、休暇取得すら減っています。そんな人々
が“違う一日”を求めてやってくるわけです。贅沢
で、普段経験できない生活を味わいたいのです。非日
常の空間を提供するための先行投資は必ずお客様の満
足度を高め、ホテルや旅館としてもその質を上げるこ
とができます。

ホスピタリティ

今後の傾向として、手取り足取りの贅沢を求めるお客
様は増えてくると考えられています。それは「お客様
は神様」という考え方ではなく、「お客様は人間」の
発想です。提供されるだけではなく、お客様の意思表
示が入ってきます。そのために、「おもてなし」では
不十分な部分が出てきます。「双方の意思」が伝わっ
て生まれる考え方と手法を取り入れる必要があるので
す。