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「研修堂」がオススメする【厳選研修プログラム100】

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プログラム紹介

 

福祉職員のための「仕事のコミュニケーション」研修

〜利用者・ご家族の悩みを解決する『相談力』〜

→研修プログラムを見る



講師紹介
鈴木 雅人/みそら行政書士・社会福祉士事務所 代表鈴木 雅人(すずき まさと)
みそら行政書士・社会福祉士事務所 代表

【コメント】困難を抱えた人たちを支援する福祉業界から生まれた「相談力」というスキルは、一般企業の職場内コミュニケーション・顧客コミュニケーション でも活用できます。ひとつでも多くの問題を解決につなげるコミュニケーションを伝えること。それが私のミッションです。
講師プロフィールを見る

インタビュー紹介

こんにちは!編集長のこばやしです。

今回は社会福祉士で「相談の学校」主宰の鈴木雅人さんにお話を伺いました。

社会福祉士というのは福祉サービス利用者やご家族の相談に乗ることがお仕事だそうで、その相談経験を「相談力」という形でまとめられていて、相談の学校という講座も運営されています。

私もつい先日まで病院にお世話になっておりましたので、利用者や家族相手のコミュニケーションの難しさはよくわかります・・・(笑)

それでは早速インタビューをどうぞ!



よろしくお願いします!鈴木さんはずっと福祉業界でキャリアを積まれてきたのですか?
 

学校で社会福祉士の受験資格を取得しておりましたので、社会に出てからはずっとこの業界に携わっており、その中で行政書士の資格も取得しました。

業界に入る前はバンドをやっていたり、万引きGメンという仕事もしておりました(笑)。


万引きGメンについてお話を伺いたいのですが、思いっきり話が逸れてしまいますので別の機会にしましょう(笑)

では、プログラムの中身について伺いします。最初は「コミュニケーションの基本」ですが、福祉業界特有の要素というのはどのあたりなのでしょうか?
 

このパートでは福祉業界というよりも一般論についてお話します。私自身、コミュニケーションというのは「基本は同じ」と考えています。ですので、ここは特に業界に絞った内容ではありません。

ここで強調したいのは「仕事のコミュニケーション」ですね日常のコミュニケーションと決定的に違うのは「目的がある」ということです。

以降のパートでも必ず触れますが、コミュニケーションの結果、どうしたいのかというゴールをしっかり考え、そこから逆算する必要があります。


そのあたりは後ほどお聞きしたいと思います。
次の接遇ですが、ここの特徴はどのようなところでしょうか?
 

相手に良い気分になっていただく、という点では基本は同じですが、相手が健常者ではありませんので個別の事情が大きく異なります。

ですので、相手によって接し方を変えていかなければなりません。この変えていく幅が一般的な場合よりも広いと思います。

それと決定的に違うのは「チャンスを奪わない」ということです。


チャンスを奪わないとは?
 

ここは業界特有なのですが、利用者相手の場合、相手の自立を支援することが求められます。

ですので、たとえばホテルのようなフルサービスではNGの場合もあるのです。何から何までやってあげるのではなく、やれるところは自分でやってもらいそのお手伝いをすることが求められます。

場合によっては、本人が失敗することもひとつの経験で、フルサービスはそれを奪ってしまうことにもなりかねない・・・。このバランスが難しいのです。


なるほど、それは業界ならではですね。
次の「利用者・家族とのコミュニケーション」についてお聞きします。
 

ご想像いただけると思いますが、まず利用者本人が非常に大きな問題を抱えているということが前提で、そのご家族も同様です。

例えば、認知症高齢者の徘徊やご家族の介護疲れはニュースでも取り上げられますが、当事者以外には理解されにくく、また、他人に言いにくいという特徴があります。

そういう方々を相手にしたコミュニケーションはとても難しく、現場で働いている方々も日々悩んでいます。

私は現場に近いところで働いておりますので、その感覚を理解した上で具体的に講義を行うことができるため、受講者から「よく理解できた」というお声をいただきます。


変化をもたらすためのコミュニケーションについて教えてください。
相手を変えるのはなかなか難しいというのが個人的な考えなのですが
 

これは私の経験をベースに「相談力」という形でまとめたものがあるのですがコミュニケーションのゴールを問題解決とした場合、

信頼→ 受け取る準備 →変化 ⇒ 問題解決

というステップを踏んでいく必要があると考えています。相手が自分を受け入れてくれる状態にもっていかない限り、変化をもたらすことはできません。

その状態になって初めて相手のタイプや足りないことなどを考え、目的達成に合致した方法でコミュニケーションを取ることで変化をもたらすことができるのです。

冒頭で申し上げた「コミュニケーションの目的」とも関係してきます。

研修では「相談力」の流れにそって、それぞれに現場の事情を盛り込みながら進めていきます。


次のリスクマネジメントですが、かなり厳しそうな印象があります
 

福祉業界は他業界よりも高いレベルのコンプライアンスが求められます。役所から許可を取り消されたら事業を続けることができませんので。

ですが、1名の利用者に対して複数の人や業者が関わることが多いため、事故や個人情報漏洩のリスクがとても高いのです。

しかしながら現場の方々はそのリスクの対処に対する意識が高くないことが多く、このプログラムでは未然に防ぐ方法というよりは、起こった後の対処法について話をしていきます。

未然に防ぐためには体制作りも含めたリーダー以上の方々への教育が必要ですね。


最後の事業所内のコミュニケーションですが、非常に初歩的ですね(笑)
 

はい。率直に言えば、福祉業界は一般的な会社よりもこの分野のスキルが低いと思います。特に自分の実践や思ったことを言語化するのが苦手という印象を持っています。

現場での仕事に精一杯になるため、組織内コミュニケーションが疎かになってしまうのかもしれません。利用者から信頼されると「自分のお客様」という意識が強くなってきて 組織のことを軽視してしまうケースもあります。

しかし現実には組織に一員として仕事をしているので、組織内コミュニケーションが悪くなると必ず弊害が出てきます。前の項で扱うリスクマネジメントなんかは特にそうですね。

ここは仕組みでカバーしていく必要があるのですが、研修では初歩的なものを含めて各自の意識付けを行っていきます。



最後のほかのメニューについて教えてください!
 

現在は福祉業界を中心に活動をしておりますが、今後は一般企業に対しても「相談力」というテーマで研修を行っていこうと考えています。

相談を受ける立場の方々、管理職や営業職の方々にはとても役に立つテクニックだと思います!


ありがとうございました!
 
先日、結婚相談所様向けセミナーの打ち合わせで、鈴木雅人さんと同席させていただきました。さすがに「相談力」のプロだけあって、的を得たスムーズな打ち合わせができたと思います。ところで鈴木さんのプロフィール写真を見ますと、ちょっとお笑い系(?)っぽく見えるのですが、実物はけっこう男前なので驚きました。いい方に予想を裏切るっていうのは効果的かも、と感じた次第です。講師の方は、写りの良すぎるプロフ写真を使わない方が良いかも??(発行者:ひがさ)
 

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